2009年10月13日火曜日

オリーブオイルの歴史とオリーブの種類

●歴史

油の歴史は古く、農耕が始まるとほぼ同時に各種の種子から油が作られるようになったと考えられています。中でもオリーブオイルは、果実そのものをつぶすだけでオイルが出来ることから歴史は古く、古代オリエントでは紀元前4千年ごろにはオリーブオイルを壺に入れて貯蔵していたことが、古代遺跡の発掘で明らかになっています。オリーブの枝は、ハトとともに平和の象徴とされることが多い。これは『旧約聖書』の「神が起こした大洪水のあと、陸地を探すためにノアの放ったハトがオリーブの枝をくわえて帰ってきた。これを見たノアは、洪水が引き始めたことを知った。」との一節に基づいている。

国際連合旗や、幾つかの国の国旗や国章にも使われている。イタリアの政党連合にも「オリーブの木」というのがあった。

オリーブの枝は、ハトとともに平和の象徴とされることが多い。これは『旧約聖書』

の「神が起こした大洪水のあと、陸地を探すためにノアの放ったハトがオリーブの枝をくわえて帰ってきた。これを見たノアは、洪水が引き始めたことを知った。」との一節に基づいている。



●種 類


ネバディロブロンコ

リーブの中ではポピュラーな品種で、成長が早く樹形は直立性で

枝葉が多く出ますから剪定や枝抜きで仕立て易い品種です



マンザニロ

スペイン語の「小さなりんご」からManzanillaと呼ばれ、

果実がりんごに近い形で早生品種です。

葉はやや銀葉系で他の品種より小型でやや丸みがあり、




ピクアル

枝葉が繁りやすく、樹形がまとまる品種です。

葉はやや薄めの緑葉でやや大きめ、実は完熟すると黒く

光沢のある楕円形が特徴です。殆どの他品種が異品種交配を

必要としますがピクアルは自家受粉でも実をつける優れた品種です。

オイルは高濃度。

オヒブランカ
(ホジブランコ)


成長旺盛で萌芽力がとくに強い品種ですので、お庭のシンボルツリー

やコンテナプランツとしても形が整え易く優れた品種です。


レッチーノ

イタリア トスカーナ地方原産で、世界中に普及しており

気候の変化にもよく順応する品種です。

葉がコンパクトで、オリーブオイルはフルーツ香のある良質のもの

が採取できます。実の収穫期は10月から11月です。

観賞のほか油の採取やピクルスに利用されます。

病害虫にも強い品種です。







ルッカ
lucca



樹形は開帳型で横に開いたような伸び方をしますので

定期的な剪定が必要です。しかし造り込まれた同種は見事なものが

多く、樹勢も旺盛でオリーブらしい美しい樹冠を形成します。

葉は卵型に近い巾広の可愛い葉型です。

果実は小ぶりな豊産性タイプです。




アスコラーナ・テレナ(アスコランド)
scolana tenera



徒長枝が少なく樹形がまとまり易い優れた品種です。

実際にアスコラーナ品種の良いオリーブがGDPには稀に

入荷しますが本当に見事なオリーブが多いです。

アスコランドとも呼ばれ品種名は「アスコランド」

の表記となっています。

葉は巾のある大葉で濃いめの緑色、樹冠は末広がりが多いです。




J 5


Olea J5


生育の早い品種で、葉も大きく節間も長めです。

花・実つきも良い普及品種です。

樹形が乱れやすそうなので適度な剪定が必要です。

コレッジョッラ


Correggiola



イタリア中部のトスカーナ州・ウンブリア州で主に栽培され

世界各地に拡がりつつある品種のオリーブです。

果実は中型晩生種、葉は緑葉でやや丸みを帯びます。



モロイオロ
Moraiolo



**

イタリア トスカーナ地方原産で

果実は1.5~2g位とやや小ぶりな丸みのある短楕円形で

良質なオイル分を含みます。フルーティな味がします。

収穫は赤緑色の時が最適とされています。

実がついたら「モロイオロ(もらいもの)ですがどうぞ」

と おすそ分けして下さい。

ブラックイタリアンBlackitalian 希少種




果実が中~大型で熟しやすい品種です。



コラティーナ
Coratina

実が早く着く早生品種で中型果実、オイル含有量が高い。
葉は細長く大きめでエルグレコに近い

ヘレナ
Helena




葉は緑葉で樹形もまとまり易い希少な品種です。

果実も小ぶりで沢山つき、フラントイオの旺盛さをやや大人しく

したような優れた品種です。

ロシオーラ
Rosciola




葉は幅広でオリーブとしては丸めの葉です。

果実は小ぶりですがオイル含有量は多い。

耐寒性が高い品種



ワン・セブン・セブン 希少種
one seven seven




早生品種で果実は小さめ、萌芽性が高く成長は遅め、

実つきはよい優れた品種です。

延びきりの葉は大きく立派。

銀葉の美しい 希少品種

ペンドリノ
Pendolino

トスカーナ地方ではオリーブオイルの主要品種です。
果実は楕円形で小中型、成熟は比較的早く生産性には

長けています。樹形は開帳型


ルッカ

樹形は開帳型で横に開いたような伸び方をしますので
定期的な剪定が必要です。しかし造り込まれた同種は見事なものが
多く、樹勢も旺盛でオリーブらしい美しい樹冠を形成します。
葉は卵型に近い巾広の可愛い葉型です。
果実は小ぶりな豊産性タイプです。



アスコラーナ・テレナ
コロネイキ徒長枝が少なく樹形がまとまり易い優れた品種です。
実際にアスコラーナ品種の良いオリーブがGDPには稀に
入荷しますが本当に見事なオリーブが多いです。

アスコランドとも呼ばれ品種名は「アスコランド」の表記となっています。

葉は巾のある大葉で濃いめの緑色、樹冠は末広がりが多いです


コロネイキ
ギリシャのオリーブオイル用主力品種です。
ギリシャ国内の生産面積の半分以上はこのコロネイキが占めます。
オイル品質がとても高いが、果実は小型で生産性はよくない。
高級オイル抽出品種といえます。

葉も小さく可愛い葉です。


カラマタ
ギリシャを代表するテーブル用(塩漬け用)品種であり、
オイル用としても高品質なオリーブオイルを生産する大型果実の
品種です。 葉は緑葉でやや丸め



ミッション
カリフォルニア州で発見されたスペイン系品種です。
樹形は直立性でバランスよく成長します。ネバディロブロンコよりも
スマートな樹形になる傾向があります。
葉はやや銀葉系で先端が尖った形をしています。

実は晩生、長円形で、食用(ピクルス)やオイルに利用されます。
果実の香りもよく、油の含有率も高く、オイル用としても栽培されます。

ワシントン
アめリカ・カリフォルニア原産の品種で実は中~大型です。実つきのよい品種


ウエストオーストラリアミッション
カリフォルニア州で発見されたスペイン系品種です。
樹形は直立性でバランスよく成長します。ネバディロブロンコよりも
スマートな樹形になる傾向があります。
葉はやや銀葉系で先端が尖った形をしています。
実は晩生、長円形で、食用(ピクルス)やオイルに利用されます。




バルネア
果実は中型で丸く沢山つく。ピクルスに使われます。
樹形もよくまとまる優れた品種です。 葉は緑葉で丸め


ピクアル
葉が繁りやすく、樹形がまとまる品種です。
葉はやや薄めの緑葉でやや大きめ、実は完熟すると黒く
光沢のある楕円形が特徴です。殆どの他品種が異品種交配を
必要としますがピクアルは自家受粉でも実をつける優れた品種です。
オイルは高濃度。

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